事務長の家族で遊ぼう
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ビーチコーミング(11/4/1)

 この前小学校で「1日先生」という行事がありました。父兄や地域の人に先生を頼んで様々な授業をするのですけど、今回は私も先生でした。というより、授業の内容が私が言い出したものなので引きずり出された。その授業の内容は「ビーチコーミング」です。横文字で言うと難しいんですが、まあ、浜辺を歩いて貝殻とかいろいろな打ち上げられているものの中から宝物を探すという単純な遊びです。それとついでにゴミ拾いもしました。

 しかし、前の週に下見に行ったら安芸の浜にはほとんど何も落ちてないのです。波に洗われて丸くなったガラスとかが結構狙い目なんですが(ちょっと宝石のように見える)、それすらあまりありません。仕方がないので石で勝負とばかり、いろんな石を集めて箱に入れて持っていきました。箱に入れて並べると子どもには立派そうに見えるのでちょっと興味を持ってくれました。

 さて当日、学校でちょっと説明してからみんなで海までい歩いて行ったのですが、さすが1年生。説明するのが大変です。一言こちらがしゃべるとみんながいろいろ話し始めるので、長い話ができません。人の話を全然聞いてない子もいるし・・・。先生の苦労がよくわかりました。

 ちょっと風のある寒い日だったので、飽きたり寒がっていやがったりする子がいないか心配だったのですが、ビーチコーミングには飽きてしまう子はいても(うちの息子が一番にやめてました)、浜でいること自体は楽しいようで約1時間、順調に過ぎていきました。

 私達が小さい頃、浜は一番の遊び場でした。波あり、砂あり、石あり、流れあり(後で知ったのですが、実は生活排水でした)、何より広い。いろいろな遊びができました。浜のすぐそばで生まれたもので、ごく当然のように思っていましたが、しばらくこの町を離れ海から少し遠いところで暮らした後で帰ってくると、そのありがたさがよくわかります。

 キャンプでいつも感じることなのですが、町の中を離れると世界には日の光、風、葉っぱの鳴る音などなど様々な刺激が満ちあふれていることが感じられます。浜はものすごく簡単にそれを感じられる所です。とぎれることなく寄せては返し、そして決して同じものがない波、またその音。そして波にきらめく太陽の光。潮のにおい。砂浜や砂利の上を歩く感触。これらの刺激が身体の中の錆び付いていた部分を活性化してくれるような気がします。また子どもにとっては新たな刺激は脳の発達を助けてくれる何よりの栄養だとも言います。人間は2足歩行になり、上手にバランスをとらないといけなくなったことにより、脳が大きく発達したという説もあり、舗装された道や真っ平らなグランドではない、歩きにくい不整地で遊ぶことも子どもの発達の力になっていくものだと思います。浜の良さを見直してもらいたいというのが今回の目的の一つでした。

 さて、学校に帰ってからみんなの拾ったものを見せてもらいました。大人の目ではなかなかないと思っても、子どもはいろいろなものを見つけていました。石が多い子、木が好きな子、机の上に拡げられないぐらいたくさん拾っている子、きれいに色分けして飾っている子、いろいろです。残念ながら大人になってしまった私の目には、これのどこがいいのかわからないものもありましたが、子どもにとっては大事な宝物だったと思います。ただ、うちに持って帰った後、おうちの方が宝物の取り扱いに困ったのではないかと、ちょっと心配しています。




夏休み(11/10/1)

 小学校2年生の息子が夏休みにはいると、親の方まで何かワクワクして遊びたくなってしまいます。ところが今年の夏休みの前半は雨ばっかりで今ひとつもり上がりませんでしたね。今年はあまり派手に遊ぶことができなかったのですが、その中でも思い出に残ったことを書いてみようと思います。

★遊園地★

 8月のはじめに神戸ポートアイランドのの遊園地に行って来ました。かなりすいてたのですが、息子の身長が足りなくてジェットコースターが3つあるうちの1つしか乗れませんでした。と言っても私が乗りたかったのであって、本人はあまり乗りたくなかったようで、ダブルループのやつに乗せたら、本気でいやがりおこっていました。

 一番おもしろかったのが、「ジャイアント・スプラッシュ」という乗り物に乗ったときでした。急坂を下って池に突っ込んで水しぶきがざっぱーん、という乗り物なのですが、乗り場に行くと「ルーフあり」「ルーフなし」の二つの乗り場がりました。迷わず、ルーフなしの方に並びました。ちょうど前のグループが出るところでボクの前で列が切れました。この時点でボクの後ろの人はいなかったのですが、これが後の悲劇の発端でした。ボクの前の人はみんな100円でポンチョを買って着ていたのです。

 そしていよいよ自分達が乗るときの係員との会話が以下の通りです。係員「ポンチョは要りませんか?」。私「要りません(きっぱり)」。係員「びしょびしょになるけど、いいですか?」。私「いいです(自信たっぷり)」。すると私の後の人たちも先の組を見ていないものだから、みんな「要りません、いいです」と続いてしまいました。この時点でちょっとまずいことしたかな?と不安になりました。さて乗り物が来るとシートがびっしょり。あ、やっぱりかなり濡れるんだなと思ってたけど、まだ全然多寡をくくってました。そして坂を上ってカーブを曲がって急坂を水面にまっしぐらー。

 ざっばーん、の後、一瞬静かな時間がありました。あった。前は水しぶきで真っ白です。その後、ざざざざざざざざざざざざざざざざざざざざざざざざざざざざざざざざざざざざざばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー(数秒間)。ものすごい量の水が降ってきてずぶぬれになってしまいました。いやー、これはもう笑う以外なくて思いっ切り笑ってしまいました。ボクの巻き添えになった人からはかなり悲鳴が上がっていたような気もしましたが、そっちは怖ろしくって見れませんでした。けど、その状況自体もかなり笑えました。

 教訓:前の人が正しいとは限らない。

★宿題★

 息子の宿題の工作が最後まで残ってしまい、何を作らそうか悩んだ結果、お菓子の箱とボール紙でビー玉を転がす迷路を作らせることにしました。ところが、息子に今までほとんど工作なんかさせていなかったので「こういうのを作ろう」と言っても何も始まりません。仕方がないので私が下準備をして・・・、と思い用意しているうちに自分がはまってしまい、ついついほとんど私が作ってしまいました。まあ採点されるものでもないし(ないですよね)、とりあえず息子の前でお父さんが自分の手で作るのを見せたからいいかなと思ってます。どうやって作るのかは見せたから、そのうちできるようになればするでしょう。ひょっとしたらそれは彼の息子の夏休みの宿題かも知れません。

★川遊び★

 夏休み最後の日曜日に友達の家族と伊尾木川の上流に泳ぎに行きました。大雨で荒れっぱなしだった川もやっと普通の姿にもどっていました。息子はまだほとんど泳げないのですが、ライフベストを着けてすっかり泳げるつもりです。下の娘はライフベスト+浮き輪の重装備であっちへ連れていけ、今度はこっちと指示が出るのですが、実はお父さんはあまり泳ぎに自信がないのであんまり無理を言わないで欲しいです。

 子ども達は躊躇なく水に入っていきますが、最初入るときは川の水が冷たいのでなかなか決心がつきません。一度浸かってしまうと大丈夫なのですが、いったん川から上がってしまうとまた苦行のやり直しです。子どもは寒くないのかなあ。

 この日は昼ご飯のバーベキューをはさんで泳いだり遊んだりでのんびり過ごしました。夏休みの最後にやっと夏らしい遊びができて満足な1日でした。



松山(12/1/1)

 先日、松山へ行って来ました。インターネットの友人と土曜日の晩に食事をする事になったですが、せっかく松山まで行くんだから1泊して日曜日も遊んでくることにしたのです。友人達と食事をして別れると、いつもの山の中のキャンプ場で車の中で寝ました。ここは砥部の動物園から20分ぐらいでなかなか便利なので、私達の松山方面観光の基地になっています。

 日曜日の朝、起きてみると昨日の夕方から降り出した雨がやんでいません。あれほどキャンプで雨に降られてばかりのくせに、雨の場合の予定は全然立ててなかったので困ってしまいました。とりあえず、ファミリーレストランか何かを探して朝食をとることにしました。33号線沿いには食事をするところはたくさんあるのですが、モーニングサービスをしているような所がなかなか見つかりません。その時、「焼きたてのパンが云々」と書いてある店があり、ここが良さそうだと思いその店に入りました。

 しかしそこは私達は思っていたようなパン屋さんに喫茶店がくっついているようなものではなく、きちんとしたレストランが気合いを入れてパンを焼いている、という感じの店でした。メニューを見てみるとモーニングサービスはありましたが思っていた値段の2〜3倍ぐらいです。なんで朝飯からこんな贅沢してるんだろうと思いながら食べてみると、これが本当においしくて驚きました。値段も高かったけど、味の方も2〜3倍はおいしかったので納得できました。ああ、こんなことならそういうつもりできちんと食べに行くんだったなあ。

 さて食事の後どこに行こうかと考えたのですが、松山には「トイザらス」という巨大なおもちゃ屋さんがあることがわかり、そこへ行ってみることにしました。噂にはかねがね聞いていたのですが実際に行ってみるとものすごい規模で驚きました。ホームセンターぐらいの床面積がある店舗におもちゃがぎっしりです。それも普通より1〜3割ぐらい安い値段だったり、見たことがないものすごく安い商品があったりで、あまりの情報量に頭がついていかなくなってしまい大パニックになってしまいました。しかも現金をあまり持っていなかったので普段はあまり使わないカードで払うことにしました。ものすごくたくさんの魅力的なおもちゃ、他ではない料金、支払いはカードと人をダメにする要素が揃ってしまい、判断力の低下も合わせて、いっそダメな人間になってしまいたいという欲求に駆られました。それでも何とか病院用のおもちゃをいくつか買って脱出に成功。といっても普通の車では入らないぐらいの量は買ってしまいましたが・・・・。

 さて、外に出て空模様を見ると雨も上がりしばらくは持ちそうになってました。そこで最初予定していた「えひめこどもの城」に行ってみることにしました。ここは山一つが全部公園になっている感じで、メインの建物も建物全体が遊び場のような造りになっていました。朝の雨のせいかかなり空いていました。空模様がかなりあやしいのでまず外の様子を見ることにしました。この公園にはあまり刺激的な乗り物はなくミニSLとかサイクルモノレール(足漕ぎのモノレール)とかなのですが子どもは満足していました。

 公園のある山の頂上に登るてんとう虫型のモノレールがありましたが、これには人が並んでいて30分ぐらいかかりそうです。待つのも馬鹿らしいので歩いて登ることにしましたが、かなり急な階段と坂道で結構運動になりました。頂上の駅に行ってみるとボブスレーという坂をそりで滑る乗り物があります。おもしろそうなのでさっそく息子を誘って乗ろうとするとジェットコースターでこりている息子はなかなか乗ろうとしません。しかし、横で見ているとあまり速くなさそうなので息子も乗ることに同意して、私と一緒に一つのそりに乗ってスタート。

実はこれ、ゆっくり行くもスピードを出すのも運転次第である程度自由になるものなのです。もちろん運転は私。滑り出して少ししたら息子は「思うちょったより速いー、乗るんじゃなかったー、うわー」と騒いでいます。それでもそんなことでスピードを落とすお父さんでもないので、息子が大騒ぎをよそにどんどん降りて終点に着きました。ところが降りてみると息子は大喜びで「おもしろかったき、もう一回乗ろー」と言って聞きません。大人200円、子ども100円の乗り物なのでお金はいいのですが、また山を登るのかと思うと、うーん、という感じです。休憩の後、さっきはモノレールで下った嫁さんと乗ることになりもう一度山登りです。今度は私は娘と乗り、先に降りましたが、嫁さんと一緒に降りた息子が言うことには、「お母さんがブレーキかけるき、あんまりおもしろうなかった」ということです。さっきはあんなに怖がってたのに。

 さて、この時に不思議でならなかったのはモノレールで登っていく人々の行方です。ボブスレーをしているようではないし、下りのモノレールはガラガラです。みんなどこへ行ってるのか疑問だったのですが、帰ってからパンフレットをよく見ると反対側に遊ぶところがあったのでした。残念無念。

 そうこうしているうちに寒くなってきたので後は建物の中で遊んで帰ってきました。高知まで帰り着くともう暗くなっていたのでもう食事も外ですましてしまおうと話していると、嫁さんが新しい店を発見。喫茶店だと思って新天地を開発だー、と駐車場に入っていったのですが、これまたしっかりとしたレストランのようで、駐車場からそのまま逃げ出しました。我ながら何やってんだか。



泳ぐ(12/10/1)

 今年はなかなかキャンプに行けないでいます。いくつかキャンプの計画はあったのですが、直前に骨折して入院したり、台風が来たりで展開に恵まれません。

 そのかわり今年我が家でブームになっているのは「泳ぐ」ことです。私は泳ぎは苦手でプールはあまり好きでないのですが、嫁さんが急に熱心になって「行こう、行こう」と言うので引きずられて何回か行きました。では嫁さんは泳ぎが得意なのかと言うと、これがまた私よりへたくそです。彼女を見ていると自分は泳げる方に入るんだなあと思ってしまうほどです。突然水泳の本を2冊も買ってきたので、「本読んで泳げるようになったら誰も苦労せんで」とからかっていると、「お父さんが一番泳げるがやき、この本読んで勉強して私らあに教えて」ということでした。とほほです。

 さて、息子は小学校の3年生。これまたあまり泳ぎが上手ではないのですが、去年に比べるとばた足がだいぶまともになっていました。今年からクロールも習い始めたらしくそれらしいことをやっていますが、何か変です。しかたないので本で得た知識とかを総動員してコーチしていたのですが、自分がろくに泳げないくせに理屈だけで水泳を教えようとしている自分にものすごく違和感を感じました。それでも何とか不格好ながら息継ぎらしきこともできるようになり、彼の記録も10mから15mに伸び、またこの夏のうちにもう少し伸びると思います。まあインチキコーチでもやらないよりはましって事でしょうか?

 事件もいろいろ起こりました。まず最初の日は息子が練習をいやがってストライキ突入。全面解決まで30分ぐらいかかりましたが、その後はやる気満々。あのストは何だったんだろう?。次の時はウォータースライダー(プールに滑り込む滑り台)追突事件。前を行く妹に息子が追突したらしく、息子の口のまわりが血まみれです。

両鼻血と上の歯ぐきからの出血でKOされたボクサーもかくや、という有様でした。幸い派手なわりに傷はたいしたことなく、10分もしたら平気で遊び始めました。その次は娘のプールのトイレ絶対拒否事件。そんなに暗いとか汚いって事もなく全く原因不明です。これは未だに未解決で片方のトイレには行こうとしません。その他息子がプールの底から200円拾ってきたこともありました。なかなか目ざとい奴です。

 こんな我が家ですので川に泳ぎに行くときは大荷物。浮き輪のたぐいはもちろん、大人用のライフジャケットまである始末です。そして一番おぼれそうなのが実は私です。この前川に行ったときに、ほんのちょっとだけ冒険しました。すると流れに邪魔されて動揺してしまい、たちまち泳ぎがかたくなってしまいました。それにますます動揺して心に余裕がなくなって不安が広がります。2mぐらい横でどう見ても私より背が低そうなおじさんが立っているのでたいして深刻な状況ではないしひょっとしたら背が立つところだったのかもしれませんが、頭の中で「助けを求めようか」「いや、こんなところであわてていると恥ずかしいから気づかれないようにしなくては」とかいろいろな考えが頭の中を巡り真剣に悩んでしまいました。

 いくら泳ぎに自信がないといっても25m程度は泳げるので背が立たないところの幅が2〜3mしかないようなところでおぼれるわけがないと思うのですが、一度不安にとりつかれるとたちまち泳げなくなってしまいます。若かった頃は何が起こっても体力でのりきる自信があったのですが、今はその体力に一番自信がないのが情けない限りです。我が家で一番とはいえやはり下手は下手。身の程を知りました。これを機会に真面目に練習しようかと思ったのですが、泳がなかった十数年間のうちに水に顔をつけるのがすっかりいやになってしまっていて、ここからやり直さないといけないので息子以上に前途多難です。はあ。



登る(13/7/1)

 最近、突如として嫁さんが登山に目覚めました。とは言うもののほとんど口だけ状態で、何の準備もしているわけではありません。実は数年前にも尾木家には登山ブームがあったのですが、それを終息させたのは、他ならぬ嫁さんです。なにしろ当時保育園児であった息子にも体力、気力ともに及ばないのでは、と思うぐらいで、ちょこっと登って降りてくると半日ぐらい口もきけない様な有様でした。その姿を見ていると山歩きぐらいが限界かなと思わざるを得ませんでした。この彼女が「三嶺に登りたい」と言い始めたのです。

 みなさんご存じのように三嶺は高知県の登山家の心のふるさとのようなところです。特に険しいとか危険だとかいうことはないですが、三嶺はあくまで「山」であって観光地や公園ではないので、素人が遊びの気分で行けるところではありません。

 そう言ってみたのですが、あくまで行くとはりきっています。うちの嫁さんは一度言い出したらなかなかしつこい人なのです。ちなみに、ダメとわかったときの投げ出すあきらめの早さも天下一品です、全然自慢にはなりませんが。

 というわけでこの5月の連休は練習とキャンプをかねてあちこちの山を登ってきました。

 まず最初の日は天狗高原の天狗ノ森です。ここは標高は1485mで今回登った山の中で一番高いのですが、なにぶん登山口の標高も高いので登りはあまりありません。10分ほど登ると尾根に着き、後はあまり高低差のない山歩きのようなものです。この日は天気は今ひとつでガスが多く、景色はほとんど見えませんでしたが、ガスの中で水墨画の世界に入り込んだような雰囲気もなかなかいいものです。

 2日目は越知町の横倉山(800m)です。例によって段取りが悪く、先に「横倉山自然の森博物館」によったりしていて登り始めたのが午後3時。大急ぎで登り始めたのですが、何とここの登りで小4の息子の後塵を拝するはめに陥りました。しかも向こうはなんやかやと話しかけてくる余裕ありです。く、くやしい。そしてここもガスの中で景色はほとんど見えませんでした。

 横倉山には「馬鹿だめし」というところがあります。そこに着くまでは息子に「ためしちゃろうか」とからかっていたのですが、着いてみるとものすごい断崖絶壁で、看板に「ここの先端まで行くのはまともな考えのある者のすることではない、ということから馬鹿だめしと言われている」と書いてあります。なるほどと納得しながらますます先まで行きたくなり、ついに行ってしまった私はやっぱり馬鹿の仲間のようです。けど、本当の先端はほんとに恐くて遠慮しました。

 3日目は土佐市、須崎市、佐川町の境にある虚空蔵山(674m)です。キャンプ場から歩いて登ったのですが、ここは頂上まで車道が通っているので単なる散歩のようで息子は大変不満のようでした。この3日間で登った山の中では一番低かったし、またまたガスっていたのですが、浦ノ内湾や須崎湾が一望でき、景色はここが一番きれいでした。

 6月に入り物部村の白髪山(1770m)に登りました。ここから登るのが三嶺への最短ルートで嫁さんの野望に向けて下見をかねて登ってみました。登り口から山頂まで高低差およそ300m、ほぼ100階建てのビルぐらいの高さです。

 山頂近くの岩場で食事をしました。この岩場からは正面に三嶺〜西熊山の尾根線、右手の方には剣山まで見える絶好のポイントで、我が家には珍しく好天にも恵まれすばらしい景色でした。もっともこの岩場、「馬鹿だめし」に負けないような断崖絶壁で、新緑の美しい風景に吸い込まれそうになるので端のほうに近づくのはやめました。試されて少しは賢くなったかも知れません。

 さて最大の登りとはいえ、白髪山山頂までで三嶺山頂への行程の約4分の1です。このまま一気に行けそうな気もするのですが、帰ってからの疲れ具合を省みると、行ったはいいが帰れない、ということになりかねません。まだまだ野望達成の日は遠いようです。嫁さんは来年の春を目標にがんばるつもりのようですが、果たしてそこまで根気が続くものかどうか、興味深いところです。



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