育くむこころとからだ

このコーナーは、「育くむこころとからだ」の内容の紹介です。テキストばかりですので大きい字で読みましょう。


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目次

序にかえて お母さんに一言    97点    医者の正月    幼児の運動    父親教室    
即席ラーメン    親子の対話    子どもの自殺    子どもの誤食    子どもの能力    
私の育児はこれでよいのでしょうか    育児の原点    子どもにかえそう子どもの世界    
子育ては誰が    小児成人病物語(準備中)    これからの集団保育    子どもの新しい健康管理

子育てQ&A
こんにちわ あかちゃん    えいよう    こころ    からだ



序にかえて お母さんに一言


 お子さんの健康を守るものは誰でしょう。いろんな答えが返ってくるようです。
 もちろん、それは親、ことに母親だという人、いや、国や自治体の責任だという人、それこそ医者じゃないかという人もいるでしょう。その答えにはそれぞれ理屈がありますが、いずれも、ある一面について述べているだけです。
 子どもの健康を守るものは他ではありません。それはやはり子ども自身なのです。およそ、人の健康というものは、人に守ってもらうものではなく、自分で築き上げ、守りぬいてゆくものです。子どもとて例外ではありません。薬にしても、それだけで病気を治すものではなくて、本人の治る力を助けてやるだけのものです。
 子どもの健康にとっても大切なことは、子どもを病気から予防し、早く手当をするというようなことよりも、いろんな刺激やストレスにも耐えて、自分の健康を守り抜けるように、子ども自身を強め、自然の抵抗力を高めてやることです。
今までの育児は、あまりに守りの育児でありすぎたと思います。もっと積極的な鍛錬の育児を心がけましょう。日光浴、入浴、まさつ、薄着など、いくらでも方法があります。病気でさえ抵抗力増強のよい訓練だと考えることが出来るのです。

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